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死に様データベース
《病死》 《1426年》 《9月》 《12日》 《享年不明》


尼寺大聖寺の喝食。
正二位権大納言清閑寺家俊の娘。


応永33年(1426)9月12日、「頓死」(『薩戒記』)
10代半ばほどだったろうか。

父清閑寺家俊は、
このとき、伊勢神宮との取次をつとめる神宮伝奏の職にあった。
おりしも伊勢神宮では、内宮造営のため全国で役夫工米の徴収が進められ、
8日後の9月20日には、室町殿足利義持の神宮参詣も控えていた。
家俊はこれらを取り計らう重要な役職にあったのだ。
の死により清閑寺家は触穢となったが、
後小松上皇は、
「大事な時期の大事な立場なので、ともかく触穢はけしからん」(『薩戒記』)
として、の喪に服することすら許さなかった。

「もっとも恐るべし恐るべし」(『薩戒記』)
とは、参議中山定親の言。

父家俊は、同年末にも引き続き神宮伝奏をつとめている。



〔参考〕
『大日本古記録 薩戒記 3』(岩波書店、2006年)
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