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死に様データベース
中世のひとびとは、
現代のわれわれとは、ずいぶん違った感覚や考え方を持っていた、
といわれています。


中世、
すなわち、院政期~戦国時代を政治状況で見てみますと、

 院政、
 平清盛の平氏政権、
 治承・寿永の内乱(源平合戦)、
 鎌倉幕府、
 元寇、
 建武の新政、
 南北朝の動乱、
 室町幕府、
 享徳の乱、
 応仁・文明の乱、
 戦国乱世、
 織田信長、豊臣秀吉、

というように、
戦乱の時代でした。
そして、それは、
自分の命や権利は、自分で守らねばならない、
“自力救済”の時代でもありました。
つまり、
中世とは、
死というものが、きわめて身近に存在する時代だったのです。

それならば、
中世のひとびとは、
現代のわれわれとは大きく異なる死生観を持っていたはずです。


中世人のいまわのきわを集めていれば、
いつか、われわれには到底思いも寄らないような中世人の死生観が、
見えてくるかもしれません。
などと、
現代のわれわれは、他力本願なことをいいながら、
それを座して眺めていたいと思います。


なお、
当ブログで取り上げるものは、
史料の制約上、
どうしても、権力者や貴族、著名人が多くなってしまいます。
なるべく身分や性別、職業に偏りがないよう、心がけますが、
その点ご理解いただければ、幸いです。

   
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本サイトについて
 本サイトは、日本中世史を専攻する東専房が、余暇として史料めくりの副産物を蓄積しているものです。
 当初一般向けを意識していたため、参考文献欄に厳密さを書く部分がありますが、適宜修正中です。
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